Interviews

インタビュー(セールス)

業界トップにいなければ、
決して見られない
世界がある。

運営・開発本部
音声AI・IVR開発推進 AIコミュニケーションリード
高橋 玲一 / Ryoichi Takahashi
(2022年入社)

入社4年目にして、新しくできた部署で「AIコミュニケーションリード」という責任ある役職を任されている高橋。新規事業を開発しながら、それを実際に売っていくっていうミッションに、組織のトップとしてどのように取り組んでいるのか。これまでの経験がどのように活かされているのかを聞いた。

「モノ売り」の「スキル」から、
「コト」売りの「仕組み」へ。

現在はプロダクトやサービスの開発推進という役割で動いていますが、実は当社でのキャリアは『メディアSMS』のいち営業メンバーとしてのスタートでした。
Webマーケティングに強い弊社では、毎月数百件の資料請求やお問い合わせが入ってきます。営業メンバーはその膨大なリードに対して電話やメールでアプローチし、商談、クロージングまでを一気通貫で行います。

当時は契約獲得数のKPIを追っていたため、まさに「千本ノック」のような日々。「どうすれば商談化率が上がるか?」「どうすれば成約率を高められるか?」と、数字に向き合い試行錯誤を繰り返していました。周囲の協力もありKPIは概ね達成していましたが、数をこなす中で心境に変化が生まれました。SMSの仕様やシステムへの理解が深まるにつれ、顧客の課題をより本質的に解決できる手応えを感じ始めたのです。

「一営業メンバーとして、用意されたモノを売るだけではもったいない」。ここで身につけた知見を活かし、「モノ」を売るのではなく、顧客の課題を解決する「コト(仕組み)」そのものを創り、提供したい。その現場での原体験が、現在の営業戦略と商品開発を両軸で担う立場に繋がっています。つまり、営業とプロダクトマネージャーの両方の視点を持ちながら、お客様のニーズをサービスに直接反映させる役割です。その具体例のひとつが、IVRサービスの取り組みでした。

自らの主体的な取り組みで、ナレッジを広げ、
営業力を高める環境づくりに貢献。

当社ではSMS以外にも、IVR(電話自動音声応答サービス)を提供しています。カード会社や保険会社のコールセンターなどでよく使われているサービスです。しかし、以前の当社は「売っている自分たちが、実は自社で活用できていない」という状態でした。自動車の営業担当が一度も車に乗っていないようなもので、これでは説得力がありません(笑)。そこで、まずは自社でIVRを活用しようと「社内IVRプロジェクト」を立ち上げました。

導入の効果は劇的でした。それまでは「新人が電話を取るもの」という古い文化がありましたが、導入後は社員が電話応対のストレスから解放されました。データで見ると、全入電の約61%を占めていた「担当者への振り分け」や、人材紹介・広告勧誘といった「営業電話への対応」を完全にゼロにすることができたのです。こうした主体的な取り組みは、会社からも高く評価されました。

もう一つ、入社直後から自主的に続けていたのが「ニュース活動」です。競合他社の動きや業界の法改正など、キャッチした情報を社内チャットで共有する活動です。提案の質を高めるために始めたことでしたが、役員から「全社的に広めてほしい」と背中を押されました。現在では専用のチャットルームやメール配信、社内報のような形へと進化し、情報共有を重んじる文化として定着しています。自分の行動が会社のDNAとして残っていくことに、大きなやりがいを感じています。

インフラとしての質を高めつづけること。
それは、SMSを提供する者としての使命。

SMSは、電気・ガス・水道と同じ「社会インフラ」だと私は考えています。しかし、インフラゆえに「どこで契約しても同じ」と価格競争に陥りやすい側面もあります。だからこそ、AI技術の搭載や付加価値の提供を続けなければ、サービスとしての存続は望めません。常に最新技術を吸収し、価値を高め続ける営業スタイルが、今後の不可欠な要素になります。

一方で、インフラとして定着したからこその課題もあります。SMSが詐欺などに悪用されるリスクです。現在、私は当社を代表して業界団体であるJUSA(日本ユニファイド通信事業者協会)に参画しています。業界全体の課題を共有し、SMSをより安全なインフラへと改善していくことは、私たちの重要な使命です。

その具体的な第一歩が、「使われ方」の追求です。ガスや電気も一歩間違えれば危険なように、SMSも悪用されれば社会の信頼を失います。そのため、商談や情報登録の審査の際には、お客様が「どのように利用するのか」を厳格にヒアリングしています。ある種、「性悪説」に立った厳しいチェックが必要な場面もありますが、それもすべては社会への影響を考えてのこと。

お客様からは「手続きが少し面倒だ」と思われることもあるかもしれません。しかし、妥協なく厳格に審査して初めて、安心・安全なサービスは実現します。その自負を持って、インフラの質向上に取り組んでいます。

困難な状況だからこそ試された課題解決力。
そこから生まれた、新たなサービス。

2025年、新たに音声AI系の事業部が立ち上がり、私はそのリーダーを任されました。これまで注力しきれていなかったサービスを成長させるべく、潤沢な予算と大規模な広告展開で華々しくスタートを切ったのですが……。私がトップに立った直後、売上が急落するという事態に見舞われました(笑)。サービス品質の問題ではなく、10年来の大口顧客がプロジェクト終了等先方事情で相次いで解約となったことが重なったためです。

この苦境を打開するため、まずは他社の動向を徹底的に調査してプライシングを刷新。利益を確保しつつ納得感のある価格へと最適化を図りました。さらに、広告だけに頼らずリード(見込み客)を獲得するため、年に2回の展示会出展を企画。知名度を一気に広めることで、底上げを目指しました。

そしてこの逆境は、新たなサービスを生むきっかけにもなりました。10年間「オートコール(電話自動発信)」を利用していたお客様が解約された際、再度ヒアリングを重ねる中で「発信番号の登録をもっと簡素化したい」という真のニーズを掘り起こした のです。
そこから試行錯誤の末、今までにないユニークな活用法を考案。これが市場に合致し、新たな売上の柱を築くことができました。お客様の課題を「自分事」として捉え、立場に寄り添って提案する。 困難な状況だったからこそ、課題解決の真髄を改めて実感できた経験でした。

スタートラインは全員いっしょ。
トップにしか見えない景色をともに見よう。

「SMS(ショートメッセージサービス)」と聞いて、即座にビジネス活用をイメージできる人はまだ少ないかもしれません。実は私自身も、入社時はそうでした。おそらく、当社の社員の99%はSMSを詳しく知らずに入社しています。

ですから、当社を志望される方も、知識がないことを不安に思う必要はありません。私自身、ITの基礎知識はありましたが、SMSに関しては入社後にゼロから学びました。主体性と当事者意識さえあれば、全員が同じスタートラインからスタートできます。その上で「システムの知識」×「営業の知識」といった具合に、スキルの掛け算を増やせば増やすほど、希少価値の高い人材へと成長できるはず。自分なりにニーズを察知し、幅広い知識をどん欲に吸収してほしいと思います。

現在、当社はSMS法人市場で国内シェアNo.1を獲得しています。当初はシェア拡大のために配信数の最大化を目指していましたが、トップに立った今、課題は次のフェーズへとシフトしています。単に配信数を追うだけでなく、SMSの新しい活用シーンを創出し、サービスの地平を広げていく。トップ企業だからこそ見える景色を体験できるのは、人生においても貴重な機会です。ぜひ皆さんと共に、この挑戦を味わいたいですね。

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